柿渋は植物染料なので化学染料のような堅牢性はありません。
気をつけてお洗濯をしていても少しずつ色が褪せていきます。
とはいえ、褪色するのが嫌だからとしまい込まれてしまうのは悲しいので、
気兼ねなくどんどん使ってもらうために柿渋の重ね染めを1回サービスすることにしました(往復送料はお客さま負担でお願いします)。
はじめはすぐに色あせてしまう柿渋ですが、使い込んだ布は柿渋の染まりがよくなっています。
新品よりも柿渋が繊維の奥まで入り込むので、染めを重ねるほどに色落ちもしにくくなっていくのです。
(柿渋製品の取り扱いについてを一度ご覧ください)
使い込まれてくたくたになってしまった布も、重ね染めをすることでパリッと新品同様に生まれ変わります。
そして、重ねて染めて使い込むほどに、使っていなければ出ない味がでてきます。
柿渋で染められた酒袋を使った鞄などがありますが、あれは毎年夏に重ね染めしながら何年も使い続けたものだからこその味わいです。
化学染料は色が褪せたらそれでお終いということも多いですが、柿渋でそれはもったいない!です。
ただ、申し訳ないのですが全ての柿渋製品が重ね染めできるわけではありません。
ざぶんと全体を柿渋に漬け込む必要があるため基本的には
また柿渋染めは日に当たった部分が濃く発色する性質上、製品染めではどうしてもムラが発生します(布の状態で染めてもかすかなシワで濃淡がでます)。
服ですと脇の下や股の間、スカートのギャザーで影になる部分、ポケットの内側、
鞄では内側の色が薄くなります(内布が柿渋染めでない場合、上から茶色くムラに染まります)。
そして逆に山になっている部分は濃く染まります。
それらをご了承いただいた上でお申し込みください。
〜300g | 〜600g |
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4000円 | 5000円 |
600g以上についてはご相談ください。